十六歳男の夏

00.08.06(日)～09(水)　浜松へ【搬入中】：右　部員達は新幹線、僕は単身レンタカーを運転して浜松入りです。事故でもあったら一大事と今日は大事にセンセイドライビング。尼北の舞台装置と衣装・小道具はこの車で十分運べる量なんですよ。ただし木は別ね。木は地元の赤堀産業さんの畑の木を抜いて持ってきてもらいました。		【リハーサル】：下　ちょっとした事件発生。なぜか平台と開き足に相性があることが発覚。リハーサル中だったので少しあせりました。結局3×6を2枚使う予定のところに2×6を3枚使うことで解決。ほっとしました。スタッフの皆さんは気さくでとても楽しんで公演できました。
	【他校を見て部員達の感想】　・パントマイムがかっこよかった。　・東京の笑いは違う。　・圧倒されました。　・帰ろっかな。　・やる気出てきたみたい。　・すごい練習したい。　・早くやりたい。　・あの劇、うちらもしたい。　・すっごい、いい！
【ごのいが思ったこと】　高校生のする劇には賞味期限がある。16歳のときには無意識に出来た演技が、17歳になると自然には出来なくなる。努力でそれはカバーできるが、やっぱり今しかできない旬のものをカタチにする舞台が理想かな。そういう意味では理想に近い舞台がこの夏の全国にはあったと思った。		【特別練習】　みんな真面目？なので、全国に来たからには全部の劇を見て帰りたいと言ってたのですが、そこまでコンをつめるとがたがたになる予感もあったので思いきって特訓に連れ出しました。行ってみると楽しかったのなんのって。今では「パルパル」と言っただけで笑顔になるほどでした。こういうのも大事だね。

ただいま遊園地のシーン

特訓中

in　浜松パルパル

【仁志へこむ事件】
　尼北の生徒が煙草を吸っていました。なんて疑いがかかり一瞬騒ぎになりかけました。なんのことはない同行した仁志が犯人だった。ほっとすると同時に、がっくりと肩を落とし、べっこりとへこむ姿がおかしかった。まだまだ若く見えるってことじゃないか。何はともあれ、御迷惑をかけた先生、すいませんでした…。

【謎のFAX】
　公演の前日、ホテルにFAXが届きました。教頭先生からだったのですがなぜか御自分の写真付き。おちゃめだ。
　それから遠路はるばる見に来ていただいた御父兄、学校関係者、OB、OGの皆様と運転搬出の泰さん！　その他ヒロとかジロウさん、ありがとうございました。

　　　　　◆大会結果◆

　【最優秀賞】
　　愛媛県立川之江高等学校
　【優秀賞】
　　栃木県作新学院高等部
　　千葉県立船橋旭高等学校
　　兵庫県立尼崎北高等学校
　【創作脚本賞】
　　曽我部マコトさん
　　永山祐介くん

00.08.17(木) 　東京公演スタッフ打ち合わせ　行って来ました国立劇場。高校側の責任者的ポジションに、ザ・スタッフの伊藤先生本人がいたりして結構面白かった。噂のまわり舞台は思ったより小さかった印象ですが、スタッフの方も丁寧で良い公演が出来そうです。唯一の心配は自分で出来ない木の決定。お任せして帰って来ちゃいました。		【ああＮＨＫ】　某国立放送(分かるっちゅうねん)の録画が入る都合で上演内容が若干変更になります。まずこれは勉強する必要があるのですが女の子の「どこの馬の骨か分からない」というセリフがいけないらしく変更されました。あと企業名、商品名禁止令でベンチのジャパンビバレッジの文字とマクドナルドがダメ。共催企業でもダメらしいです。方針とはいえＮＨＫスタッフの苦労がうかがえます。
	【本気の新幹線】　｢富士見～静岡間、大雨のため運転を見合わせます。」車内アナウンスに小さなどよめきが走る。打合せの帰りの新幹線での出来事。「何で雨が降ったら止まるの？」「ワイパーが付いてないからだよ｣などと喋りながら時間つぶし。名古屋では2時間遅れで払い戻しがあるという情報にま、いいかと思っていたら運転手頑張った。新大阪では1時間59分遅れで払い戻し無し。いつもはペース配分してたんだ…。

	00.08.24(木)～27(日) 東京公演 in 国立劇場　いよいよ好色十六最男のファイナルステージです。よくぞここまで来たもんだという感動がいっぱい。ただしここは東京。そばの出汁も違えばもんじゃ焼きなんて信じがたい食いものもあるところです。はたして好色を温かく迎えてくれるのか、また部員達はこの大舞台に負けずに立ち向かえるのか…。本当に恐いですね。
【リハーサル】　130分のリハーサルを初体験しました。しこみ60分、本番通りのゲネプロ60分、ばらし10分。NHKのカメラも本気のカメラリハをしていました。伊藤先生に怒鳴られる部員もなく、リハは終了したのですが、思ったよりに劇場の袖が長く、登退場に時間を食ってテンポが落ちます。おかげで通しの時間が61分30秒。う～ん、時間がかかりすぎる。		【東京見物】　空き時間は自由行動。3年生は浅草、新宿アルタ前へ、2年生は早稲田大学へ、1年女子は東京タワーへ、そして1年男子は近所のコンビニへ旅立ちました。僕はべんちぃと秋葉原マニアックの旅に出ました。パーツ屋さんや電化製品を見た後、偶然見付けたフィギア屋さんに、東京のお宅の奥の深さを感じさせてもらえました。お土産はデビルイヤー。
【公演の様子】　客席数1600。ただし満席ではなかったようです。前日のミーティングが効いたのか、劇場の広さにも負けずテンポよく芝居は進みます。中でも驚いたのは副委員長のY井ちゃんの横歩き。あれほど速く横に歩いている人間を見たのは初めてでした。お客さんは僕らにとっては少しおとなしすぎたみたいですが、めげずに自分たちの芝居が出来たようです。		【オリンピック青少年センター】　行く前に脅されていたことの一つにオリンピックセンターの噂話がありました。東京オリンピックの時に出来たから、とにかく古いとか、クーラーが夜の9時に切れるとか、はたまた網戸が破れていて、冷房はないとか。みんなデマです。信州のリゾートホテルのような施設で快適でした。ただし合宿感覚のテレビ無し4人部屋でしたが。
	【ともかくお疲れ様…】　公演終了後、記念撮影と表彰式が。協賛している日本マクドナルドから副賞が送られました。ハンバーガークッション(直径尺4寸)とハンバーガー1年分！　分けが分からん単位ですが単純に嬉しかったりします。部員達に大入袋を一人づつ渡し、劇場の表でずっとやってなかった締めをやりました。もちろん大阪締め。「打ちましょ、ヨイヨイ、　　　も一つせ、ヨイヨイ、　　　　　祝うて三度、ヨヨイノヨイ！」

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